6月下旬の円山(3)2013年06月29日

イワガラミ。

月曜までの仕事がふたつもあって焦って仕事をしていたら、毛有野けうの先生から「明日の夕方軽く行きませんか?」などとメールが来て、おまけに「ブログの中でツルアジサイとしているのはオオバボダイジュかなにかみたいです。基部が心形だし、互生してます」などと書いてあるではないですか。ええ、その通りでしたよ。ちゃんと訂正しておきましたよ。明日はJA嬢と勝手に飲みに行けばいいじゃないですか。とか思いつつ、とりあえず本物のツルアジサイの葉だけでも撮影して来ようかなと円山のふもとまで息抜きに出たはずだったのですが……。

まあ、なんだかいつもの癖というか、ついつい普通に登ってしまいました。







そんなわけで、頂上まで行ってきたわけです。
本日の円山頂上。


山形さんの首がさらに長くなっていたので驚いていたら、Jenusi Watanabeジーヌシ・ワタナベがあらわれて「Hi, さっき山形さんと円山駅で会ったよ」などと話しかけられてさらに驚きました。
ヒメザゼンソウ。


それはさておき、今日はちょっと趣向を変えて「葉っぱ」に注目してみました。

これはカツラの葉っぱです。よくあるギザギザの部分がまるくなっていて可愛らしい感じがします。葉脈が、葉柄の付け根部分から放射状に出ているのも特徴です。


ちなみにこれは葉の裏側です。特に毛が生えていたりはしていません。
カツラの葉の裏側。


最大の特徴は、この葉っぱの生え方かもしれません。左右対称に対になって生えています(これを対生たいせいと言います)。
130629-07.jpg
対生にも十字対生とか二列対生とかがあるのですが、カツラのこの生え方は二列対生と言います。ちなみに、十字対生というのは、交互に90度ずつずれる生え方です(枝の先の方から見ると十字に見えるので)。たとえば、身近なものではカエデ類が十字対生です。



それでは次に、昨日ツルアジサイと間違えてしまったオオバボダイジュを見てみましょう、と行きたかったのですが、せっかくですのでオオバボダイジュにそっくりなシナノキも一緒に見てみます。オオバボダイジュとシナノキは、明確に見分けられる木もあるのですが、円山に生えているやつは葉にしても実にしてもなかなか見分けずらい感じがします。



まずは、シナノキと思われる葉の写真です。シナノキもオオバボダイジュも、葉が交互に生える互生です。

ふちはこんな感じでギザギザになっています。


それでこちらがオオバボダイジュと思われる葉の写真です。シナノキとそっくりですが、葉脈の分岐が多く、そのせいかちょっとシワシワの感じがします。

ふちはシナノキと同じような感じでギザギザです。
シナノキもオオバボダイジュも、葉脈のパターンはカツラとは全然違います。


で、比較的はっきりと違いがわかるのは葉の裏側です。
これはシナノキですが、基本的に裏側は無毛です。ただし、葉脈の分岐しているところに脇毛のように毛がまとまって生えています。



それでこれがオオバボダイジュの裏側です。短い毛が全体に密生しているのがわかると思います。



ちなみに、下の写真は円山の頂上右側に生えているオオバボダイジュの葉の裏側です。毛はあまり無いように見えます。

実は葉の裏の毛が少ないオオバボダイジュは、モイワボダイジュと呼ばれている変種なのだそうです。ただ、ベア・フィールドさんでもオオバボダイジュなのかモイワボダイジュなのかはっきりとはわからないようでしたので、どちらなのかは不明です。

植物には、大きさだの色だの数だの毛だの、色々と見分け方はありますが、環境によって植物の姿は大きく変化しますので同定するのは難しいですね。





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※名古屋に転居しました!
円山を中心に、三角山や藻岩山、手稲山、野幌森林公園なんかにも出没します。書く内容によって文体が変わるクセがあります。

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