青が散る2016年02月13日

宮本輝『青が散る』。

読みはじめてすぐ、村上春樹の『ノルウェイの森』との共通点がいくつもあることに気がついた。たとえば、主人公が大学に入学するあたりから話がはじまるところ、精神的な病気で家族が何人か自殺してしまう登場人物がいるところ、しゃべるとどもってしまう友人が登場するところ(『ノルウェイの森』ではその友人は突撃隊と呼ばれているがこの本では応援団に所属している)、などなど。

執筆されたのは『ノルウェイの森』よりも『青が散る』の方が5年ほど早いようだ。宮本輝さんも村上春樹さんも同じくらいの年齢なので、当時の生活では前述のような話はよくあることだったのかもしれない。というかよく思い出してみると、若かった頃に僕も似たような体験をした記憶がある。もしかするとそういうのって、いつの時代でもそれほど珍しくないことなのかもしれない。

内容はというと、まるで面白い連ドラを見ているようで一気に読んでしまった(実際に1983年にドラマ化されたらしい)。そういう面では『ノルウェイの森』とはぜんぜん違う内容だった(『ノルウェイの森』とは違い、しっかりとプロットが練られているタイプのストーリーとなっている)。読後感は、さわやかな青春ドラマを見終わった感じに似ている。宮本輝さんは純文学系の人だと思っていたが、この本からはエンターテインメント系のような印象を受ける。

話は変わりますが、今季放送のドラマで僕が一番好きなのは意外にも「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~」だったりします。小泉孝太郎のKYぶりがハマり役で、毎回家族で大爆笑しながら見ています。長瀬くんと武井咲の出ている「フラジャイル」も話の展開がいいですね。「僕の言葉は絶対だ」という決め台詞にはなんだか違和感がありますけれども。今季はほかに「スペシャリスト」と「怪盗 山猫」を見ていますが、なんだか主役はジャニーズばっかりですな。

それにしても、宮本輝さんの本はセリフが関西弁ばっかりなので、読んでいると自然と関西弁がしみついてきちゃいますな。来週の土曜日は大阪で一泊することになっていて、初めて大阪で飲むことになっているのでちょっと楽しみにしています。ちなみに名古屋から大阪までは新幹線で50分、京都までは30分で行けちゃうんですよ!





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No title

こんにちは!
宮本輝さん、何冊か読みましたが、「青が散る」は未読でした。
読書は大好きですので、今度、読んでみます。
本の紹介、とても参考になります!!

Re:

りこさん、こんにちは!
宮本輝さんの川三部作はけっこう昔の話ですが、『青が散る』は
それよりは現代に近い感じで、なかなか面白かったですよ。
今週末に大阪に行くので、宮本輝さんの本に出てきたところに
少し寄ってみようかなと思っています。
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Scorpionfly

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※名古屋に転居しました!
円山を中心に、三角山や藻岩山、手稲山、野幌森林公園なんかにも出没します。書く内容によって文体が変わるクセがあります。

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