『ファイアズ(炎)』レイモンド・カーヴァー2016年03月01日



またまたレイモンド・カーヴァーの本を買ってしまいました。エッセイと詩と短篇が入っている『ファイアズ(炎)』です。現時点で、僕のいちばん好きな作家なので、きっと全作そろえてしまうような予感がします。

この本は最初にレイモンド・カーヴァーのエッセイが4つ入ってるんですが、これがもう最高です! 村上春樹は巻末の解題で「エッセイはどれも見事な出来だし(エッセイとはこういうものだという手本のようなエッセイである)、本書における詩の選択と配列はカーヴァーの詩の世界への格好の招待状のような役割を果たしている」と絶賛しています。掲載されているエッセイは次の4作品です。

・父の肖像
・書くことについて
・ファイアズ(炎)
・ジョン・ガードナー、教師としての作家

最初の「父の肖像」を読みはじめてまずビックリしたのは、レイモンド・カーヴァーが小さかった頃、父親から「蛙くん」と呼ばれていたことです。だって「かえるくん」と言えば、村上春樹の短篇集『神の子どもたちはみな踊る』の中のもっとも有名な作品の登場人物(登場蛙物)じゃないですか! そのほかにも、村上春樹がいかにレイモンド・カーヴァーの影響を受けていたのかがわかる色々なことが書かれていて、個人的には驚いたことがけっこうありました。まあ、そういった村上春樹に関連する諸々は抜きにしても、このエッセイだけ読んでも十分満足できる内容でした。やっぱりレイモンド・カーヴァーはただものじゃあありませんな(当たり前ですが)。




まあ、詩はおいておきまして……




短篇の方は、次の7作品が入っています。個人的には「嘘」という作品がいちばん印象に残りました(原稿用紙10枚ほどの掌編です)。「ハリーの死」というのはレイモンド・カーヴァーにしては珍しいユーモア小説みたいな作品です。

・隔たり
・嘘
・キャビン
・ハリーの死
・雉子
・みんなは何処に行ったのか?
・足もとに流れる深い川


まあそんな感じで、うちのレイモンド・カーヴァーの棚もこんな感じに増えてきました。

僕の持っているレイモンド・カーヴァーの本、全部。

個人的に、この中からベスト3を選ぶとすれば、こうなると思います。

 第1位 『愛について語るときに我々の語ること
 第2位 『頼むから静かにしてくれⅠ
 第3位 『大聖堂

『頼むから静かにしてくれⅠ』の中では、最初の作品「でぶ」がオススメですな。ちなみにその作品の登場人部であるデブのおじさんも「〜ですな」としゃべります(笑)。プフッと音をたてて息をしながら。

ただし、世間一般の評価で行くと、多分順位はこうなりますな……

 第1位 『大聖堂
 第2位 『愛について語るときに我々の語ること
 第3位 不明

『大聖堂』の中の表題作「大聖堂」は、妻の友人である全盲の男が家に泊まりにくる話です。ダンナの方はそれをあまり歓迎していないんですが、妻が先に眠ってしまい……

いや〜、レイモンド・カーヴァーはいいですよーーー。僕のいちばんのオススメ作家です! 興味のある方はぜひ読んでみてください。全部短篇なので読みやすいですよ。







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